ゴールデンレトリバーってどんな歴史を持ってるの?
やさしくて人懐っこい性格で大人気のゴールデンレトリバー。でも実は、もともとは猟犬として活躍していたのをご存じですか?
この記事では、そんなゴールデンレトリバーの意外なルーツを初心者にもわかりやすく紹介します。

スコットランドで生まれたゴールデン
ゴールデンレトリバーの原点は、19世紀のスコットランド。
狩りが盛んだったこの時代、鳥を撃ち落とすだけでなく「取りに行ってくれる犬」が必要でした。しかも、水の中にも飛び込んで取りに行ける頼れるパートナー。
そこでスコットランドの貴族たちは、陸と水の両方で活躍できる犬を作ろうと考えたのです。
ノウスとベルが生んだ奇跡の血統
1870年代、サー・ダドリー・マジョリバンクスという貴族が、自分の邸宅「グイサチャン・ハウス」で交配をスタート。
黄色いレトリーバー「ノウス」と、水遊びが得意なツイード・ウォーター・スパニエル「ベル」を掛け合わせて、今のゴールデンレトリバーの祖先が誕生しました。
その後も、アイリッシュ・セッターやブラッドハウンドなど、いろいろな犬種と交配され、今のように優しくて賢い犬種に育て上げられました。
いつから「ゴールデンレトリバー」と呼ばれるようになったの?
最初は「黄色いレトリーバー」などと呼ばれていましたが、1920年にイギリスで正式に「ゴールデン・レトリバー」という名前がつきました。
アメリカでは1925年に公認され、今では世界中で愛される家庭犬となりました。
188匹が集まった奇跡の1枚!
2006年、ゴールデンの生まれ故郷スコットランドで開催されたイベントでは、なんと188匹のゴールデンレトリバーが集合!
こんなにたくさんのゴールデンたちが一度に集まる機会は、なかなかありませんよね。

まとめ:歴史を知ると、もっとゴールデンが好きになる
ゴールデンレトリバーは、人と協力するために作られた犬。
その優しさや賢さは、ルーツをたどるとちゃんと理由があるんですね。これからゴールデンとの暮らしを始めようとしている方は、ぜひこの歴史も一緒に覚えておいてください♪